猫に限らず、眠る動物には電気をつけていても消していても問題ありません。哺乳類や一部の爬虫類と並んで猫の脳の中には、松果体と呼ばれるものがあります。この松果体は、光に対する反応が非常に敏感で、メラトニンを産生し、動物の冬眠をサポートするだけでなく、通常の睡眠もサポートしています。松果体は光に反応してメラトニンの産生を止めてしまうのです。これが冬場だけでなく夜間にも眠くなるのは、光がないことでメラトニンの産生が増えるからです。
この光に対する感受性は人間だけでなく、猫にも共通しています。動物によって松果体の位置やメラトニン産生の反応の程度にもよりますが、やはり程度はあります。つまり、猫が寝ることを知っているところで寝るようにしてみてください。決まった時間を設けないと、猫は特に余計なエネルギーを持っていると寝つきにくくなるかもしれません。